年末恒例の2時間SP。一時期のような総集編ではなくなり、ちゃんと海外取材もふくめて新作映像が多かったが、番組構成がイマイチ。
ビートたけしの超常現象Xファイル|テレビ朝日
とにかく論争がうまく演出されていないのが難だった。
肯定派が画面右側に座り、一般人が画面左側に座るという立ち位置から良くない。肯定も否定も雑多な一般人が同じ雛壇に座ると、議論の応酬で肯定派が映らなくなり、周囲の反応が楽しめなくなる。肯定派と否定派と中間派に別れてこそ、それぞれの派閥のブレがきわだつのに。
また、論争がもりあがりそうになったとたんに制止させられるのもおもしろくない。コーナーのあいだの論争自体が短い。ビートたけしのMC能力が下がったのか、それとも番組の収録時間もしくは放映時間が足りないなのか、ただ単純に編集が悪いのか。
なお、マインドスキャンなる技をあつかうティモン・クロース*1という人物が、他人を誘導してさまざまな数字を当てていった最後に、大槻教授のiPadのロックを解除したあたりは良かった。
しぶしぶ大槻教授も信じますとコメントせざるをえなくなり、名誉教授を返上するという約束も、ネタを考える1ヶ月という期限を後づけする醜態。
そもそもティモン・クロースは自身を超能力者とは明言していなかったし、あくまで腕利きの手品師として対応すれば良かったのに。
*1:171215 ティモン・クロースについて : TVオカルト ウソだらけ ジュセリーノ予言の真実というブログ記事で、公式サイトが指摘されていた。Timon Krause