喫茶店までやってきた自称マネージャーの田中は、実はキラキランドでプリルンの近くに住んでいた妖精タナカーンが地上で活動するための姿だった。マネージャーも管理者としてアイドルプリキュアをマネージメントする仕事をするつもりだという。しかしアイドルプリキュアにCM出演してほしいという依頼がきて、実際に芸能活動をすることに……
山田由香脚本、佐々木憲世コンテ。首のかしげた角度や煽った構図の顔の輪郭などで青山充一人原画回とわかりやすい。キラキラしたメイクを見せる回でラフで古臭い青山作画は微妙にあっていないとは思ったが。
また田中の正体が妖精で、一部の一般人に正体が知られたままプリキュア活動する初作品にならなかったのは残念だったが、そう思わせてプリキュアに変身した状態でCMのモデルになる展開で期待に近いものが見られた。過去作に芸能と連携したエピソードは何度かあったが、このような序盤に挿入されるなら今後も似たようなエピソードが描かれそうだし、ここまで商業主義にくみこまれたプリキュアは過去にない。
また田中の市井にとけこむ変身能力を妖精がもつ設定や、敵幹部を田中が見た時の微妙な芝居から、敵組織の幹部も妖精などが変身した可能性を感じさせた。だとするとサブレギュラーをとおして自然に敵につながる設定をうまく説明したことになる。