法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『ミーガン2.0』

 ミーガン事件をへて、女性研究者はそれなりに姪との関係を構築できていた。一方、米国政府は美女ロボットをつかった対外工作をおこなっていたが、そのアメリアが暴走して反乱をはじめた。
 ミーガンをもとにつくられたアメリアを止めるため、女性研究者はFBIに助力を要請される。女性研究者は拒否したが、やがて倒したはずのミーガンの人格があらわれた……


 ブラムハウス製作の2025年の米国映画。スマッシュヒットしたテクノスリラーの続編だが、本国では延期をくりかえして予定の半年後に公開されたが興収が思わしくなく、日本では配信スルーとなった。

M3GAN/ミーガン 2.0

M3GAN/ミーガン 2.0

  • アリソン・ウィリアムズ
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 1作目*1を見て『グレムリン』を思い出していたら、こっちはこっちで『グレムリン2』のようだった。前作を前提として設定説明を省略しながら、雰囲気がガラッと変わって過去のアクションホラー映画を連想させる描写を多用。パロディチックなのに惨劇は多く、ロボットや人体が悲惨になった描写も多めで、ブラックコメディ色が強くなった。
 ただ、ネタや特撮が多くて見ている間は楽しいが主軸がはっきりしないところや、1作目が低予算でヒットして予算がついた途端に興行収入が期待外れになったところまでも似てしまっている。主軸がはっきりしない問題は真相が二転三転してミーガンが信頼できるのかどうかわからないのは良いとして、結局は最初に予想された構図で終わってしまい、話が進んでも最後までスケール感は変わらなかった。興行収入の問題は本来なら観客には関係ないが、配信スルーになってしまったのは劇場で見たい愛好家には残念なことだったろう。
 あと、前作で完全に自分が最優先な状態になったミーガンが、その時は気の迷いのような状態だったと説明して*2、主人公親子に再び力を貸す展開になるのは飲みこみづらい。『ターミネーター2』のようにミーガンが仲間になるよう思考をいじったわけでもない。このような2作目をつくるなら、やはり1作目のミーガンは最後まで娘を最優先にして動いているつもりだったことにするべきだった。

*1:『ミーガン』 - 法華狼の日記

*2:ミーガン自身の説明はもっと人工知能っぽい表現だったが、特に理由があるわけでもないので、人間に置き換えるなら気の迷いと大差ないと感じた。