キラルンリボンがあつまり、ついにビッグキラキラリボンが復活できるという。さっそく妖精とプリキュアだけが移動できるMOMOで、荒廃したキラキランドに向かう皆。
そうしてキラキランドの荒廃をぬぐいさり、凍りついていた妖精たちも復活できたが、ついにダークイーネがビッグキラキラリボンをねらって現れる……
綾奈ゆにこ脚本、広末悠奈演出、廣中美佳と村山里野の共同作画監督。女性スタッフでキラキランドに移動しての輝かしい復活を描きつつ、メロロンの闇をきわだたせる。
もともと戦いに介在できることができない悩みをかかえていたプリルンに、闇から生まれたという観念に呪われてきたメロロン。今回はメロロンが過去の自分と同じように怖がる妖精を救い、敵に恐怖する人間を守る。迷いなき人格は主人公ひとりくらいが限界で、やはり葛藤のドラマを描くには短所や欠点があるキャラクターのほうが作りやすいのだろう。
怪物のモチーフになったスマホの形状を活用したアクションも良い。このシリーズに女性演出家が登板する時、平均よりアクションの組み立てが上手い印象がある。女性はアクション演出に興味がないという考えは偏見にすぎないとわかっているのに無意識に内面化してしまっているのか、それともガールズアクション作品で起用されるために一定のアクション演出能力の高さから選ばれているのか。
しかしキラキランドに行く時も戻る時も移動途中の描写を省いているため、これくらい障害なく行き来できるのなら、もっと何度かキラキランドに様子を見に行っても良かったのでは?と感じてしまった。以前の力士移動描写があるので、設定ではそれなりに時間がかかることはわかっているのだが。