妖精たちの一員としてすごしていたペコリンは、ある日なぜか人間の幼女の姿になる。
長老によると、プリキュアとの生活で心身が成長したためかもしれないとのこと。
とりあえず宇佐美たちはペコリンに買い物をたのみつつ、見守ることにするが……
苺山の動物たちに、それぞれが食べられる菓子という説明が入ったのが興味深い*1。人間の菓子を安易に動物へ与えてはならないという注意になっている。
本筋は、マスコット的な妖精がプリキュアより低年齢の人間へ変身して、主人公たちに守られる立場で日常をおくるというストーリー。このパターンは、『ドキドキ!プリキュア』あたりからシリーズ定番となった。
『ドキドキ!プリキュア』第29話 マナのために!シャルル大変身! - 法華狼の日記
ちなみに前作の『スマイルプリキュア!』も妖精が幼い人間体へと変身していたが*2、たびたび変身していた別の妖精ともども、プリキュアほどではないが戦える姿という立ち位置だった。
そこで今作は製菓モチーフの作品らしく、製菓材料を買ってきてもらう『はじめてのおつかい』的な物語を展開。ペコリンなりに考えて行動したり、他人への親切がキャパシティをこえて失敗しそうになったり、展開はオーソドックス。しかし見守る側の反応に個性がなさすぎて、プリキュアのドラマとしては感心できなかった。年長者の個性を描く余裕がないならば、見守るキャラクターをひとりふたりにしぼって、他メンバーの出番は削るべきだった。
そもそもペコリンの人間体が可愛く見えない問題もある。フィリピン作画回で整っていないためだけではない。玩具のコンセプトのため元のデザインから禿頭に見えたが、幼女化で強調されてしまったのが何よりも厳しい。
| | 彡⌒ミ \ (´・ω・`) また髪の話してる・・・ (| |):::: (γ /::::::: し \::: \