ジャンヌは王の猜疑心によって魔女あつかいされ、牢に拘束される。一方、逃げ出したファバロとアーミラ、そして追っていたカイザルは、次元の異なる世界でバハムートの棘を目にする。
前回にジャンヌの雲行きが怪しいと思ったら、さくさく予想どおりに魔女あつかいされる。
主人公が異次元に放りこまれたと思ったら、さくさく助けた相手にバハムート関係の説明を受ける。
映像に力を入れた大作アニメでは、説明をもったいぶることで重厚さを演出しようとしがち。あるいは説明を省いて、映像の魅力だけで進めようとする。ていねいに説明しながら素早く段取りを消化する作品は、いっそ個性的といっていい。
さすがに今回は説明のための段取り展開と思う場面もあったが、その時々の状況設定と目的意識がはっきりしているので、無駄に混乱せずに映像の凄さを楽しめている。
コンテの武藤健司は1980年生まれの、比較的に若手。もともとは個人で短編アニメーションを作っていたらしい。
http://www1.parkcity.ne.jp/sugaress/
MAPPAとのかかわりは『はじめの一歩 Rising』OPコンテ演出からか。わかりやすいイメージをつなげただけのようでいて、かなり個性的なカットの積み重ねをしていた。
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