法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『烈車戦隊トッキュウジャー』第32駅 決意

主人公5人に隠されていた秘密が明かされ、トッキュウジャーを解散するべき理由が語られるが、そこにシャドーラインが攻めてきて……


じわじわにおわせていた、主人公5人の正体。幼いころの記憶しかないことや、1号や5号の幼い言動にも説明がつく。これは子供視聴者の感想を知りたいところではある。
鏡写しに正体を知る場面に、同じ小林靖子脚本の『未来戦隊タイムレンジャー』の中盤でドッペルゲンガーがあらわれた描写を思い出したりも。
ここで新しい疑問も出てくる。明かされた正体から考えると、1号が皇帝ゼットと出会ったのは、けっこう最近のこととなるはずだ。これは今後の展開が楽しみ。


映像も、物語の盛りあがりにこたえるものだった。踏切のすれちがいはドラマとしてぐっとくるし、ロケ地そのものは普通でも水場で戦うことでアクションが映える。
ただハイパーレッシャターミナルは、いつもの棒立ち変形。特撮では玩具より人型に近づけているが、他のロボットと並んだ時のサイズが明らかに無理をきたしている。敵との戦いはうまく遠近法を使っていたが、もっと合成を活用するか、カット割りでごまかしてほしかったな。