公開された冒頭10分の映像について、下記のような感想を書いた。
『Gのレコンギスタ』第1話冒頭10分映像の感想 - 法華狼の日記
チアリーディングも『キングゲイナー』を思わせる楽しさ*1。
*1:ただ文明停滞社会だったシベリアと違い、遠未来のエレベーター内なのだから、ヘテロセクシャリズムを思わせる描写とは線引きしてほしかった感もある。せめて半分をロランのような美少年にするとか。
しかし最近の朝日新聞「アニマゲ丼」インタビューで、下記のように言及するくだりがあった。
百年の想像力、千年の想像力(小原篤のアニマゲ丼):朝日新聞デジタル
「あのチアリーダーの中に1人、男の娘(おとこのこ)がいます」と衝撃発言。富野さん若い! これを若いと言わずして何としましょう。さすが「ターンAガンダム」で主人公ロランを女装させ、あまりの可愛さに我々を仰天させた方です。あれは1999年のこと。時代に先駆けていたんですねえ。
もちろん、これでも問題は残るという考えだってある。女性という表象を性的な対象とみなしていることは変わらないという批判もありうるだろう。
しかしインタビューを読んでいくと、前半のフォローにとどまらないというところまで話していた。
「アニメ・コミック慣れしている人たちのセクシュアリティーに対する感度、感覚を、全否定する。言い換えれば全肯定する。ただ、バイセクシュアルとかそういうことを含めて、特別なことみたいには描かない。ごく普通に、さらっとやる。一切、作品の中で説明や解説めいたことはしない」
前半だけから受けた印象よりは色々と未来社会について考えているらしいことがわかり、ここは一安心した。