法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『マギ』第20話 王子と皇子

終盤にきて、あらためてアリババが新たなダンジョン攻略に向かう。
どうやら、アリババのドラマを終えることで今回のTVアニメも最終回をむかえることになりそうだ。しかし、それにしては余剰が残りすぎている。


まだ原作が連載中のマンガで、TVアニメの尺は2クールしかないのだから、そもそも群像劇をやろうとするべきではなかったのかもしれない。
全話をアリババ視点の物語に組みかえるくらい、大胆なアニメ化をしても良かったのではないか。たとえばアラジン視点やシンドバッド視点から始まる物語も、アラジンと再会した後に過去の出来事として聞いたり、アリババが革命組織に入ってから登場した強敵がシンドバッドだったという展開にしたり。
別視点の物語も面白くはあったが、TVアニメとしての完成度を優先してほしかったと思う。TVアニメ独自の物語でアニメ化した後に、あらためてTVアニメ化する前例も複数あるのだし。この枠でも『鋼の錬金術師』という前例がある。