法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『バトルスピリッツ 少年激覇ダン』第36話 決断の硯! 決別のオリハルコン・ゴレム

いじめられてきた硯に対するダンの、上からマッチョぶりが厳しい。いじめっ子との対話をいじめられっ子に求めても、せんないことだろう。
キャラクターの統一性という観点からも問題を感じる。ダンは熱血キャラクターのようでいて、意外とクールな面が強い。せいぜいカードバトルで感じる肉体的な痛みに楽しさをおぼえたり、カードの戦法として速攻を好む程度。せめて説得するのは以前に戦ったばかりの百瀬勇貴が行い、ダンは待ち続けるという構図でも良かったかも。
変化球と直球を併用したカードバトル自体は良かったし、硯の性格が結局はさほど変化していないという結末も落としどころとしては悪くなかったのだが。


作画監督愛敬由紀子。頭身の違いをていねいに押さえつつ、やや深夜アニメのように立体的で肉感的なキャラクター。どことなく椛島洋介っぽいと思ったが、椛島キャラデザインの『宇宙をかける少女』等を手がけたアニメーターか。