題名は『映画ドラえもん のび太の新宇宙開拓史』という表記も見かける。
ちなみに今年公開された映画の末尾に特報があり、何が原作となるかは判明していた。
色々と情報は得ていたが、やはりリニューアル『ドラえもん』映画シリーズらしい良作画。欲をいうなら、もう少し驚きがほしかったかな。メカ描写はすでに『のび太の恐竜2006』で色々と良いものを見せてくれたので、さらなる高みとして本気でメカ系アニメーターを集めてほしいところだが……主人公側宇宙船が汚しの効いた良い質感である一方、ブルトレイン*1と思われる巨大宇宙船がCG臭いことが不安。
コンテは、これまでの作品では最も印象が弱い。ベテランではあるものの、これといった代表作のない腰繁男監督*2が、どこまで作画を制御して良い映像作品を作ってくれるか。
脚本は一昨年に続けて真保裕一であり、完成度が高い原作もあるから、物語面に不安はないのだが。