法華狼の日記

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一党独裁国家でもこれくらいできるなら、民主主義国家ならさらにできることがあるはず

父に代わり謝罪/林彪の長女、文革被害者に | 全国ニュース | 四国新聞社

【北京7日共同】中国共産党の故毛沢東主席が文化大革命(1966−76年)を推進した際にナンバー2だった故林彪副主席の長女、林暁霖さんがこのほど、「林彪の娘として父の迫害に遭った人に謝罪する」と語った。中国紙、南方都市報(電子版)などが6日、伝えた。

 犠牲者が1000万人以上ともいわれる文革について共産党は81年、「国家と人民に大きな災難をもたらした内乱」と誤りを認めたが、当時の指導者親族の「謝罪」は極めて異例だ。

 林さんは7月31日の軍創設80年に関連した記念行事に出席した後、北京で同紙の取材に応じた。

 林さんは「父は当時ナンバー2で、文革の災難に対し逃れられない責任がある。人民、党などに申し訳なかった」と父の責任を総括。「父に代わって謝罪するのは(今さら許してもらうためではなく)重苦しい心情の発露にすぎない」と述べ、指導者の長女として長年にわたって心を痛めてきた胸の内を明かした。

文化大革命が誤った政策だったと中国共産党は公式に認めているが、謝罪の態度を示したことはほとんどなかった*1


http://www.chosunonline.com/article/20070806000044
「私は1つの国が歴史的な事実を変えようとしてはいけないと考える。国は過去の歴史的な事実を直視すべきだ。それは米国も同じだ。民主主義の国では、こうした歴史的な事実を教え、伝えることが重要だ」マイク・ホンダ

*1:重要人物の身内という個人の行動とはいえ、中国という表現に制限が多い国家において報道されている。だから、党が責任を取らなくていい範囲で対外的に謝罪を示している可能性も考えられる。