〜さしずめ竜の卵ならぬ竜の髭〜
ある意味、これまでで最もSFらしい話。
モザイクありな下ネタから、ナンセンスな大騒動へ。そして仮想現実に生まれた知的生物とのコンタクト、文明SFへと物語は進化を遂げていく。
以前に使われたカツラネタを活用したかと思えば、少し切ないオチにやられた。
子供にも受け入れられるように笑いをたっぷりまぶしつつ、宗教や戦争を考えさせるSF寓話として完成度が高い傑作。
磯光雄監督が脚本撮影のみならず久々にコンテを担当した上、原画にまで名を連ねて映像的にも力が入った回だった。