ファンクラブの作業を手伝ってもらいながら、カッティーとザックリーが敵の手先になった経緯が説明される。そしてふたりが敵の洗脳を解く助けとなった動画配信を、今度は公式に大々的におこなうことに決定。さっそくプリキュアひとりひとりの撮影をおこなうが……
稲葉央明脚本で、敵組織の設定開示からプリキュアひとりひとりの魅力を見せるアイドル描写につなげ、そのアイドル描写の余波で浮かれた少年と咲良うたの肩透かしラブコメディを展開する。
けっこうコメディ回としてはキャラクターをふまえた描写にバラエティがあって楽しかったが、プリキュアの戦闘や歌とは違った一面を華やかに見せていくエピソードとしては作画の弱さが足を引っぱっている。キュアズキューンの手間をかけたカメラワークのリピートは演出に昇華されていたが、全体的に絵柄が不統一で動きも粗め。
今回は東映アニメーションのTVアニメでは珍しく十人以上の作画監督がクレジットされているわけだが、現代の水準としては低めなかわりに少数の作画監督でエピソードごとの統一はとれているしレイアウトの水準は高めな東映作品において、作画監督の多さはリソースの逼迫が東映においてもきわまってしまったということだろう。