法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『世界まる見え!テレビ特捜部』世界は、まだまだ謎がいっぱい! ウソかマコトかスペシャル

「まなびウィーク」として、放送局の別番組とのちょっとしたコラボゲストも。


「ウソかマコトか!? 空から見た地球の不思議な光景」は、季節によって鍵十字が浮かびあがるドイツの松林や、南極の氷原にある謎の染みのような模様など。
前者は自然発生説などもあったが、種類の違う松を植えて、紅葉によって模様が浮かびあがるという人工的な理由が明らかに。後者はペンギンの群れが残した大量のフンという、いわれてみれば何の不思議もない真相。
ウクライナ発 霊能力者No.1決定戦!」は、何十年もつづくウクライナの恒例TV番組だという。群衆から選ばれた人の情報をいいあてるという、典型的なコールド・リーディングにしか見えなかった。また、いったん気分が悪いといって退出した霊能力者は最後に出てきて難しい情報を的中させたが、これは退出中にサクラを群衆にまぎれこませたホットリーディングの可能性を感じた。
しかし1/3ほどの人数が外してしまい罰ゲームで大量の粉をあびることに。あきらめのわるい釈明も笑えたし、霊能力のムードにバラエティ番組らしい水をさす演出も楽しかった。
「トホホな3人組のゴーストハンティング」は最新技術で幽霊退治しようとする3兄弟を紹介。いかにもなオカルト番組として終始するが、兄弟はゴーストが出たと騒ぎながら最終的に情けなく逃げだすばかり。ツッコミ待ちのコメディとしか思えなかったが、現地ではどのようなジャンルの番組として視聴されているのだろうか。そもそも兄弟はどこまで本気なのだろうか。ちょっと情報量が少なすぎる。
キリスト教、超保守派のメノナイト」は、19世紀の生活をつづける米国の共同体を紹介。アーミッシュに近い印象だが、実際に起源を同じくする教派で、しかし米国へ移ってきた時点ではすでに分離していたという。
番組ではメノナイトの医者として最新技術を知見を広げようとして破門された人物が登場して、最終的に文明をいくらか受け入れる派閥を立ちあげようとするところで終わった。しかし実際のメノナイトの文明受け入れの基準はさまざまらしく、番組で紹介されたのは極端に厳しい派閥らしい。