朝日奈家の古いアルバムから、退色した祖母の写真が出てきた。
当時の祖母には忘れられない人がいると聞いて、みらいとリコは水晶の力を借りて探しだそうとするが……
たびたびマホウ界の描写をはさむから、「思い出の人」が誰なのか見当がついてしまったのが残念。水晶をつかう場面の背景説明で少し描写するだけにすれば、伏線らしく目立たず印象づけられたのではないかな。
もっとも、前回を受けたマホウ界とナシマホウ界の交流ドラマとしては、これはこれで正解なのか。謎解きストーリーを期待したのが良くなかった。
あと、幹部の会話でスパルダが前回で完全に浄化されてしまったらしいのは残念。消滅後にも幹部が再登場する前例はあるとはいえ、今作の幹部で最もキャラクターが立っていた気がするのに。
作画監督はフランシス・カネダとアリス・ナリオの連名。前半はいつもより瞳が小さく、なかなか高い頭身で整っていた。しかしアクションに入ると頭身が低くなり、あおりで作画した顔もゆがみがち。
クレジット順が担当した時系列順だとすると、フランシス・カネダは日本国内にもひけをとらない技術があるが、アリス・ナリオはまだまだ……なのかな？
