三条陸脚本、深澤敏則演出、浅沼昭弘作画監督。
歴代主人公は暗がりに隠れたままで、分かる人にだけ分かるといった描写。しかし強いキャラというあつかいで、以降での再登場を予期させる引き。過去シリーズが好きな人でも納得できる範囲か。
イベント的に処理された歴代主人公登場のかわりに、前期のレギュラーだったキリハの再登場や、ゲストハンターだったヒデアキの再登場で、充分に楽しめる。ライバルキャラクターも活躍して、ツンデレが極まりつつあるアイルや、意外とキリハは評価しているらしいリョウマといった異なる一面を見せ、キャラクターアニメとして上々のしあがり。
敵デジモンの巨大感もよく演出されていて、バトルの動きもまずまず。戦う舞台が狭いからこそ、ハンター同士のかけひきや戦術が見ていて理解しやすく楽しめる。