法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『輪るピングドラム』8th station 君の恋が嘘でも僕は

ちょっと前に雨中の街中をトラックで延々と引きずられながら少しの怪我で生還したアニメと同じ世界観と思えない。……いや、兄が特殊能力で身体が丈夫になっているとか、そんな真相はないとは思うけどね。次回になるとあっさり生還しているだろうし、物語の方向性としては運命日記が半分奪われたところにあるのだろう。
そそり立つ狂気を表現した寝室内に灯りがついて、一気に悪夢がさめる切りかわりも心地いい。
紙人形劇も露骨な省力ではあるのだろうが、杉野昭夫風の絵柄なので見ていて楽しかった。面倒な俯瞰や煽りのレイアウトが破綻していないし、ちゃんとクライマックスのアクションも動いていたので、リソースの割りふりとしても正しい。