TVで視聴した。小耳にはさんでいた通り、しみじみ隙なく良い作り。通行量が減って滅び行く街に、中学生のころ通っていた商店街のシャッター通りぶりを思い出し、泣いてしまった。
しかし北米においては、自動車が擬人化された設定ということもあって、自動車で移動することを楽しむという視点になるのか、と思った。日本だと電車のような公共交通機関で感じる感覚だろう。オーガニック燃料がらみの描写も苦笑いしてしまった。
あと、渋さを出しつつ主人公を導くドクが、凄まじい経歴を隠していたというベタな正体にとどまらず、ちゃんと老いて自ら一線を退いた英雄ならではの自己保身や葛藤を見せるのが良かったな。
主人公のためと偽りながら、自分のために主人公の居場所を通報するところが、特に印象的。
