法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

橋下徹弁護士の時間差攻撃

12月12日に、正式に府知事選出馬するとの報道が各メディアでなされている。
橋下弁護士にとって、「100%ありえない」とは「ありえる」という意味だそうだ。……懲戒請求騒動における主張を追っていたから、前言をひるがえすことに今さら驚きはない。せめて今のところは相乗り選挙でないというだけでも良しと考えよう。
府知事に当選したら大阪弁護士会はどうなるのだろうかなどと、今から案じてもしかたがない。


さておき、沖縄集団自決関連で「林博史」で林教授をgoogle検索してみると、最下部に以下のような関連検索が並ぶ。

林博史 心拍数, 林博史 関東学院大教授, 林 博史 新しい歴史教科書, 林 博史 生体, 林博史 慰安婦, 慰安婦 サヨク 林博史, 林博史 売国奴, 林博史 基地外, 林 博史 扶桑社, 林博史 日内変動

林教授を嫌う人々の程度がよくわかる話だ*1
一方、「橋下徹」で橋下弁護士google検索してみた時、最下部の関連検索に並ぶのが以下。

橋下徹 弁護士, 橋下徹 びっこ, 橋下徹 講演会, 橋下徹 ラグビー, 橋下徹 プロフィール, 橋下徹 勉強法, 橋下徹 放送禁止, 橋下徹 6人目, 橋下徹 サンデージャポン, 人物ライブ スタメン 橋下 徹

他には橋下弁護士への罵倒表現が見えないとはいえ、橋下弁護士を嫌う側としても嫌な気分になったものだ。しかし先日ふと思いついて「橋下徹 びっこ」で検索されるページを見てみた。
http://www.kaku-tv.com/km-0603.html

12日に放送された「スタメン」(フジテレビ)で、パネラーとして出演していた橋下徹弁護士が「びっこ」という言葉を使いました。司会者に指摘されすぐさま謝罪し、エンディングでもあらためて司会者がお詫びをしていましたが、そもそも「びっこ」とはどういう言葉なのか。辞書を見ると「一方の足に障害があって、左右がそろわない歩き方になること。また、その人。」(大辞林)と出ており、元々は差別する意図のない言葉では明白なのですが、使い方によっては蔑称になってしまう可能性があるため、放送では使ってはいけない言葉とされています。ただ差別をしている意図がないことが明白である場合、「びっこ」という言葉を使っても問題ないと思います。かつて同じ弁護士仲間である丸山和也弁護士が、「24時間テレビ」(日本テレビ)でマラソンを終えた後の「行列ができる法律相談所」(日本テレビ)で「びっこ」発言をしたことがありましたが、その時は特にこれといったお詫びもありませんでした。弁護士という立場でこうした言葉が出てくると番組的にかなりマイナス要因であることはたしかですが、意図していないにもかかわらず安易に謝る事は、メディア自らが表現を狭め、物事をわかりにくい方向にさせていく悪い風潮だと思います。お詫びの重みというものをもっとよく考えてほしいものです。

「びっこ」は橋下弁護士が発言したのか!
……ちなみに「林博史 基地外」でも、罵倒表現としての「基地外」が多かったが、やはり思ったとおり“軍事基地の外”という表現で書かれているページも見つかった。正しい意味で「基地外」が使われているのを見ると……感動というのとはまた違うか。

*1:医学関係の言葉があるのは、名古屋大学に医学関係で同姓同名の方がいるから。