法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『Go!プリンセスプリキュア』第37話 はるかが主役!?ハチャメチャロマンな演劇会!

学園の各クラスで演劇がおこなわれることになった。春野のクラスはロミオとジュリエットが題材となり、主人公に春野が選ばれてしまう。
演劇部のひっこみじあんな少女が演出を担当し、演劇部の少年がロミオを演じることになるのだが、敵の攻撃により少年が負傷して……


戦闘中に残り時間を表示する遊びや、メリハリを強調したアクション、輝く水面に逆光となる人物といった表現で大塚隆史演出っぽさを感じて、わだかまりを残した結末に『スマイルプリキュア!』第18話*1を思い出したところ、実際に大塚演出だった。脚本は田中仁シリーズ構成。
とにかく今回は素直に楽しい演劇エピソードにできそうなところ、きれいにおさまらないオチをむかえたことが印象に残った。少女やカナタが代役になるという、物語としてわかりやすい選択肢をわざわざ提示したことがポイント。そこから否定したことにより、あえて美しい結末を拒否する意思が感じられた。負傷しながら無理に出場する展開は好きではないが、今回は全肯定はしていないようではあり、おかげで許せた。
たださすがに『スマイルプリキュア!』の類似エピソードに比べると、プリキュアよりクラス全体の「絆」を重視するというわかりやすさはあった。