法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

「マイケル・ヨン」が予想通りに「テキサス親父」の後を追っている

ジャーナリストやブロガーとして一応は活躍していたらしいが、従軍慰安婦問題において使い古された主張をつづけて、「テキサス親父」の後継になりそうなマイケル・ヨン氏。
「テキサス親父」が持ちだす米軍尋問報告と同じように、2007年の米政府報告を持ちだして、あたかも慰安所制度に問題がないと米国が判断したかのように主張している。
もちろん、そうした主張が誤っていることは、すでに何人かから批判されている。
マイケル・ヨン氏をありがたがっている人たちのための時系列整理 - 誰かの妄想・はてなブログ版

それまでに知られていた資料で十分に日本軍慰安婦を非難に値する人権侵害であると示せており、その結果として対日非難決議121号が可決したわけです。

IWGの最終報告書では慰安婦問題に関して既に知られていた資料以上のものが出てこなかっただけで、既に知られていた史料だけで強制性は明確に示せています。


さて、そんなマイケル・ヨン氏の日本語ブログに、下記のようなエントリがあがっていた。
Michael Yon JP: 慰安婦のストーリーが崩れ落ちていく
ニューヨークタイムズ記事を批判する内容はどうでもいい。このエントリのもととなった英語記事がどこに掲載されたか、末尾にリンクがある。

http://eng.the-liberty.com/2014/5612/

そう、幸福の科学が持っているWEBメディアの英語版だ。現在のエントリにコメントが五つあるが、幸福の科学との関係を指摘するものがない。指摘しても掲載されないのかもしれないが。


また、日本語ブログの最新エントリを見たところ、寄付をつのっていた。
Michael Yon JP: 寄付について (Donation) updated
こうした保守派の活動には富裕層の支援者が多いらしく、かなりの寄付が寄せられるものらしい。
たとえばグレンデール市に対して訴訟している「歴史の真実を求める世界連合会」*1は、12月8日に「つくる会」と共同で開いた集会において、7000万円以上の寄付が寄せられたと報告していた。
【歴史戦・番外編】慰安婦問題は外務省の戦後最大の失敗である-「国民集会」での発言詳報(7/19ページ) - 産経ニュース

 これまでの寄付金は日本から7200万円、米国では4万7000ドルぐらい、計7800万円相当となった。使途について説明すると、かなりの部分は裁判費用だ。この集会で講演するための米国からの航空運賃にも使われている。エコノミークラスだ。飲食代には一銭も使っていない。

*1:今年3月にエントリで言及した。http://d.hatena.ne.jp/hokke-ookami/20140311/1394582047