前回はストーリーに引っかかってしまったが、落ち着いて見ると、キュアロゼッタの変身バンクは良いものだ。
他に作画で目についたところをいうと、ライブやリハーサルで、ちゃんと歌手をそれらしくアニメとして動かしていたことも感心した。
握手という行動が、主人公の癖と、芸能人という立場で、序盤と結末で2度おこなわれ、対になる物語構成だったところも面白い。
さて今回は今回で、アバンタイトルで指紋採取からDNA鑑定までするという富豪刑事ぶり。基本的に自制し自省している人々から生まれたジコチューより、よっぽど怖いよ四葉財閥！
基本的な人間関係として、キュアハートが状況をひっぱり、キュアロゼッタが現実の障害を蹴散らし、キュアダイヤモンドがツッコミと後始末を担当する。キュアソードは現在のところ第三極。キャラクターの立ち位置に無駄がない。
前作など、しばしばキュアマーチとキュアサニーの役割がくいあっていた。過去シリーズの反省で人間関係を整理している感はある。一方で、余剰が少ないためか二次創作の盛り上がりが例年に比べて弱く、痛し痒しといったところか。
