アクションの比重は増えたし、前半で失敗した攻撃が日常のドラマを通して後半に成功するという展開も王道ではある。ただ、作画演出が今一つふるわなかったことと、敵の攻撃が明らかに予定外の行動だったので、アクションそのものへの興味はひかれなかった。
本編の日常ドラマでも、成功したテレビリポートが段取りくさくて、主人公がケンカして失敗したテレビリポートより面白くないのはどうなのだろう。同じようにケンカしつつ、漫才のようにボケツッコミがいきている面白いリポート描写で楽しませて欲しかった。
ただ、作品の楽しみ方は何となくわかってきた。主人公同士の痴話喧嘩と仲直りや、頭の回転がゆるい敵のいきあたりばったりな攻撃といった、マンネリズムを気楽に楽しむべき番組なのだろう。
今のところ視聴率はふるわないらしいが、キャラクターが視聴者に周知できれば安定して高い視聴率を出せる方向性だと思う。