番組最後のクイズがけっこう面白かった。ドラえもんより長いリコーダーと重いリコーダーのどちらが実在するかという問いで、背の高いリコーダーが登場する。
考えてみれば学校でつかわれるのが「ソプラノ」リコーダーなのだから、テナーリコーダーなどがあると考えて巨大なリコーダーを想像することは難しくない。
ひょっとしたら特殊なオブジェのような重いリコーダーが存在するかもしれないとも思ったが、ひとりで運べて演奏できる実用性あるリコーダーの一種として提示されたならそれが正解と納得するしかない。
「お宝になる宝箱」は、骨川家でお宝を見せあったところ、結局はスネ夫の自慢話になってしまう。しかものび太は誰も知らないキャラクターバッジを見せただけで、しずちゃんを除いて嘲笑された……
伊藤公志脚本によるアニメオリジナルストーリーで、原作でも時々ある秘密道具で相対的な価値をゆるがす展開をシンプルに描いた。
まず記念バットやコンプリートされたカード、今は売られていないため高価になった衣装の人形、等々の子供が実際に興味を持って集めそうな宝を出させてから、アイドルの引退でつかわれたマイクという宝をもちだすスネ夫で、ディテールの細かさが自慢したい嫌味さを強調する効果もあげていたあたりは良かった。
展開にひねりは少なく、0点の答案が最終的にスネ夫すらひきつける宝になったり、秘密道具の効果切れで母を激怒させるオチは予定調和。ただその答案を秘密道具の効果を説明する場面で先に登場させ、そこでは別のものを宝にして答案への興味をなくさせる位置づけにしたことは良かったかな。
全体として簡素で新鮮味はないが、細部の詰め方は悪くなかった、といったところ。
「ムードもりあげ楽団」は2020年の再放送。番組内でも秘密道具が映画に登場すると説明されているように、宣伝のための選定だろう。
『ドラえもん』ウルトラミキサー/ムードもりあげ楽団/のび太の恐竜 - 法華狼の日記