法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『宇宙戦艦ヤマト2199』第1話 イスカンダルの使者

序盤だけインターネット配信で見ていたが、今回の放映でEDクレジットまで見てようやくXEBEC制作ということに気づいた。すでに2009年に映画『宇宙戦艦ヤマト 復活篇』で実質的な制作を行っていたとはいえ、『機動戦艦ナデシコ』の制作会社が本家リメイクを担当するとは、めぐりあわせが面白い。


旧シリーズのメカデザインに参加した監督をはじめ、思い入れがあるスタッフが集まりながら、無理なく粗なく最大公約数に向けたアニメ化になっているところが興味深かった。過去の続編やリスタートが失敗してばかりだったことを思えば、なおさらスタッフのがんばりに頭がさがる。
引っかかったところといえば、3DCGで描画された艦船の挙動が早く、あまり巨大感がなくて、搭乗員にかかる慣性重力*1が心配になったくらい。
今のところはリメイクとして完成度が高いという以上にコメントしにくいが、旧作のツッコミどころをていねいにつぶしつつ、人間関係や世界設定の説明も自然で、娯楽作品としては必要充分だった。

*1:SF設定から考えれば人工重力を作っているのだとは思うが。