法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『モーレツ宇宙海賊』雑多な感想

佐藤竜雄監督作品。主人公が確信的に動き、周囲の好意を一身に集めていく展開が監督作品らしい*1
アニメオリジナルと聞く終盤も、特にキャラクターの言動で違和感が生じることもなく、より広い宇宙を目指すという古典的な作風にあった落としどころで、まあ良かったと思う。
全話が放送前に完成していたそうで、サテライト制作でありながら映像も安定していた。突出した場面こそ少なかったが、止め絵が目立つこともなく。3DCGで描画された宇宙艦船のギミックは見ていて楽しかった。


ただ、ふりかえって考えると、序盤は見方がよくわからなかった。
アニメとしては派手さが抑えられていてクセが少なく、瞳が小さめなキャラクターデザインなので、等身大なキャラクターが描かれるだろうことを予感させ、遠未来とはいえ女子高生集団がノリノリで実戦を始める展開に面食らった。作中で愚連隊的な評価がなされ、そもそもヨット部が不良集団らしいことが明かされてからは、なるほどと納得できるようになったのだが。
キャラクターデザインそのものは好みだが、序盤の入りを考えると、もっとヤンチャなことをしそうな外見や服装であっても良かったかもしれない。

*1:手がけた作品をざっとながめると、代表作だろう『機動戦艦ナデシコ』が、最も特異な感がある。