芝田浩樹演出。ただ一人で原画にクレジットされている青山充の名前がまぶしい。
アップは総作画監督修正が入っていそうだが、絵柄が出ているロングカットも悪くない。本来の絵柄がけっこう濃いので、この作品と青山充一人原画は相性が良さそう。横位置からとらえた格闘戦のカットなど、けっこう動いてもいた。
物語の本筋は、何でもできるキャラクターの自分探し。がんばりすぎずに休んでもいいのだ、と周囲が受け入れる様子が気持ちいい。ただ一直線に受け入れるのではなく、やめるのはいつでも出来るという理屈で説得が入るのも良かった。できることを羅列する時、プリキュアがオチに来るギャグも楽しい。
そして、何でもできるが自分の意思があまりないキャラクターが、周囲の友人から学びながら、自身の欲求は学ぶことそのものと自覚していく流れは、禅問答のようでいて納得感があった。
あまり勉強ができない友人達に、自身の好きなことにひきつけて学ぶ意欲を持たせようとしたことも、納得できる落し所。ただ、キュアピースに対しての説得力は弱めで、今ならばパソコンで絵を描くときなどに数学や計算の知識が必要という理屈にするとか、もう少し工夫してほしかったかな。
____ / \ / \ / \ | \ ,_ | しかし、歴史オタクラスタの一員(自称)なのに、 / u ∩ノ ⊃―)/ 徳川家光をド忘れしていたのは恥辱の限りだお・・・ ( \ / _ノ | | .\ “ /__| | 『道程』を忘れていたのはともかく、ちょうど江戸時代を \ /___ / 舞台にした小説を読んだばかりだったのに・・・