経済学者の高橋洋一氏が、事件に対する各国の反応として、下記のようなツイートをしていた。
欧米で日本アニメに関心があるのは、日本がリスペクトされているから。これは台湾や中国も同じ。ただし、韓国は違う事情があるようだ
— 高橋洋一(嘉悦大) (@YoichiTakahashi) 2019年7月18日
愛国的なまとめwiki「国民が知らない反日の実態」で、京都アニメーションが「全ての工程を自社内で行う」と誤った説明をされていたことを思い出した。
愛国企業という評価が恥ずかしい - 法華狼の日記
映像作業でも韓国のAni Villageを下請けとして用いているし、同じ関西のアニメ会社アニメアールの協力をあおいだこともある。
Ani Villageを前身とするST.BLUEは『映画 聲の形』等、近年の各作品でも仕上げや背景などの一部を請け負っている。
作品をうけとり楽しむ関係だけでなく、制作に参加するという「特別」な関係をもつ人々が韓国に今もいる。
もちろん、はてなブックマーク*1などで指摘されているように、大規模な事件として韓国でも多くの報道が流れている。
たとえばソウルのテレビ局SBSは、昨日の夕刻前から速報的に記事を上げている*2。
日 애니메이션업체 스튜디오 방화로 최소 7명 사망
作成 2019.07.18 15:50 修正 2019.07.19 10:01 照会 33,100
国家へのリスペクトや、特別な事情の有無など関係ない。多くの犠牲があったことに注目して悼むことが人間にはできるはずだ。
ちなみに高橋氏は、著作の盗用が発覚した時、ゴーストライターが盗用をおこなったと説明されたことがある。上記のツイートは誰によるものだろうか。
髙橋洋一著書籍「中国GDPの大嘘」について | 富裕層向け資産防衛メディア | 幻冬舎ゴールドオンライン
講談社との一連の書簡のやり取り(計4回)、および、講談社との直接面談(2016年10月12日)を通じて示された講談社の説明は以下の通りです。
「著者である髙橋洋一氏が、中国経済についてはあまり明るくないということであったので、指摘された部分はみな、講談社のデータマンが連載記事を見て用意した。その際、データマンが引用元を明記することを怠った。したがって、この責任は著者ではなく、講談社にある。」
もちろん高橋氏にも基本的人権があり、どのような罪を犯したとしても守られるべきだが、なぜ研究者生命が絶たれていないのかは疑問に思うよ。
せめて明るくない話題には無理に言及せず、きちんと調べるまで沈黙してほしい。