「インドの移動映画館」は、半世紀で1000以上から10までに減ったという移動映画館のドキュメンタリー。型落ちしたフィルムを使って、田舎をまわって上映。いかにもインド的なイメージの屋外劇場だが、すでに現地でもすたれつつある風景というところが興味深い。ボランティアで映画上映をおこなおうとした主人公の挫折を描いた『UN-GO episode:0 因果論』を連想したが、それでもまだ映画を楽しもうとする観客はいるようだ。
「地中海の移民レスキュー」は、ボロ船で地中海をわたる難民を、必死で救助しようとするMOAS*1の活動を紹介。3年間で1万人を超える、荒海をわたる難民たち。彼らは古い船に過積載され、しばしば立ち往生する。
このドキュメンタリーで救助しようとしたところ、難民が海に落下したりしてしまい、死亡者が出てしまった光景が映しだされた。