法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

ウーヴェ・ボル監督が作品制作から手を引くとの報道について

ゲームの映画化では散々に批判され、ラズベリー賞の常連ながら定期的に作品を発表しているボル監督。
みんな大好きウーヴェ・ボルがラジー賞で2冠! | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

とうとう先日のゴールデン・ラズベリー賞で最悪監督賞と最悪功労賞の2冠に輝いてしまいました。

比較的に評価の高いオリジナル作品シリーズの3作目を最後に引退するという。

映画市場は死んだ、“ザ・テロリスト”トリロジーを終えたウーヴェ・ボル監督が引退を表明 « doope! 国内外のゲーム情報サイト

Rampageの3作目を以て映画監督を引退することが明らかになりました。

引退について言及したボルは、“Rampage: President Down”を見て気に入ったとしても、世間のあらゆる場所へと配信される映画の巨大な波に呑まれ、さして強いインパクトも与えないと語り、世界的なDVDとBlu-rayの市場が過去3年で80%も減少し、もはや映画でこれ以上利益を得られないと説明。

ただ記事を読んでいくと、映画界から完全に消えるわけではなく、流通関係の仕事はつづけるらしい。

今後は自身が経営する映画流通ビジネスとバンクーバーの素敵なレストラン“Bauhaus”に専念するとのこと。


また、引退を機に過去の監督作品をふりかえる下記記事では、酷評を受けたゲーム作品について紹介した後、高評価された作品をひとつだけふれている。
【特集】世界最低の映画監督ウーヴェ・ボル引退記念―酷評されたゲーム映画群を振り返る | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

2009年に公開された『Rampage(邦題:ザ・テロリスト)』は初めて評論家から高評価を受け、脱Z級監督を期待されていました。残念なことですが、DVDやBlu-rayなどの売れ行き悪化を理由に『Rampage: President Down』を最後に監督を引退すると報じられました。

それどころか近年は社会派テーマをまじえたアクション映画において、評価の高い作品をいくつか送り出している。
たとえば見逃されがちな佳作映画ベスト10を選んだ英国の記事では、10位の『ザ・テロリスト』から複数のボル監督作品が選ばれていた。
10 Awesome Films You Probably Missed
実際に作品を視聴した私も、6位に選ばれた作品は素直に楽しめた。
『ウォールストリート・ダウン』 - 法華狼の日記
スタッフが良くなったのか撮影技術も向上をつづけていただけに、少しばかり残念に思っている。