法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『血界戦線』#07 拳客のエデン

人質のふりをして、クラウスを地下闘技場におびきよせたザップ。クラウスは奥ゆかしいアイサツとともに闘技場にのりこみ、そこでステゴロの格闘戦に巻きこまれる。ザップは借金のカタとして、有望な格闘家としてクラウスを呼びこんだのだ……


ふたたび松本理恵監督が連名でコンテを担当。男にしかわからない世界と作中では語られるが、それを女性監督が演出しているのが面白い。男にしか良さわからないということ自体、男の思いあがりなのだ。
そして毎回のように世界の破滅をくいとめてきた作品で、はじめて素直にバカバカしく楽しいバトルが描かれた。破滅しているのはザップの人間性だけである。
最後の格闘には凄惨な描写が待ちかまえていたが、違う世界の住人がわざわざハンディキャップを背負って同じ高さでエンターテイメントしにきたと思えば、まあ……