法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『忍者ハットリくん』の新作TVアニメ

『忍者ハットリくん』が大人気となったインドでのみ放映されている新作TVアニメが今年2月に報じられていた。
http://www.47news.jp/CN/201202/CN2012021401002119.html*1

 テレビ朝日は14日、藤子不二雄Aさん原作の人気アニメ「忍者ハットリくん」の新作を25年ぶりに制作し、5月からインドで放送すると発表した。博報堂DYメディアパートナーズと連携し、インドでコンテンツビジネスの収益拡大を目指す。

 アニメ「忍者ハットリくん」は、日本では1981年〜87年に放送。インドでは2004年から放送されており、子どもに大人気という。

 同局によると、藤子さんが新たに漫画26話を描き、テレ朝の子会社シンエイ動画が基礎的な作業をした上で、インドの制作会社がアニメ化する。日本にも逆輸入し、年内に放送することも検討している。

すでにインドでの初放映は終わったらしいが、インド関係のイベントで日本初公開したとのこと。代々木公園で9月22日(土)、23日(日)に開催した、ナマステ・インディア2012のことという。
〜ナマステ・インディア2018〜 日本最大級のインド・フェスティバル*2

中でも特にインドの子供たちの心を掴んでいるのが日本で25年前にテレビ朝日で放送された「忍者ハットリくん
2006年にインド国内で放送開始以降爆発的な人気を呼び、アニメ専門チャンネルでは国内の多くの人気アニメを押さえ視聴率No.1を獲得。
※2010年 平均視聴率ベスト10(1〜43週目/ヒンドゥー語圏/4-14歳/7時〜22時)


そして2012年、その爆発的なヒットを受け25年ぶりの完全オリジナル新作、インドで製作した「忍者ハットリくん」がなんと世界に先駆けてインド国内で放送スタート!
現在では食品のマスコットキャラや、CMキャラクターに抜擢されるなど、その人気はアニメの枠を飛び越えて大きく広がっています。
ナマステ・インディアフェスでは本来ならば 日本では見られない 完全新作の「忍者ハットリくん」(ヒンドゥー語 日本語字幕版)を ここ日本で初めて公開!
アニメーションで繋がる新しい日本とインド文化の融合をぜひご覧になって下さい!

イベントレポートをしているブログ記事も紹介。
ナマステインディア2012@代々木公園 : manic? everyday

TV朝日&シンエイ動画が脚本・絵コンテを製作し、インドに送り、インド国内で生産・放映してるそうです。
プロデューサーさんがいらして、「当時の監督とキャラデザインの人も引っ張り出してやってるんですよ」とのこと。インドで新作が26作も放映中らしく、内容はインドの子供向けだそうです。

TVアニメの映像は確認できなかったが、インド向けのパナソニックCM映像がインターネットに公開されていた。インドの会社が制作に関わったかは不明。
パナソニック、忍者ハットリくんを活用したインドのエアコンCMを公開 - ナビコン・ニュース*3
http://ch.panasonic.net/jp/contents/10227/

*1:他にkoikesan氏が日経記事の要点を紹介している。http://d.hatena.ne.jp/koikesan/20120115

*2:引用時、文字色変更と改行を適宜排した。

*3:こちらのページ内では、インドで旧作の放映が始まった時期は2004年と記載されている。