今回のkyoumoe氏の態度には、以前にやりとりした当事者として呆れた。というか困った。
むろん河村たかし市長の発言に対して、擁護にならない擁護を行っていることもkyoumoe氏の問題だ。どれだけの補足情報を出そうとも、徳をもって応じられた父親の経験を南京事件否定論に持ち出すことが、論理や倫理から見て誤っていることに違いはない。日中間での討論会を開こうとする態度も、国会議員時代に日本国内の議論で主張が退けられた過去から目をそらしているとしか思えない。
その上で、河村批判者が自身のエントリに言及しないことを「楽しい」と表現したことには、さらなる違和感を持たずにいられなかった。
http://b.hatena.ne.jp/entry/b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/kyoumoe/20120222/1329911871
kyoumoe
あれだよね、その方面の方々がここに来ないことの意味を考えると楽しいよね/やだ、来ちゃった 2012/02/23
以前に私が批判した時、南京事件に少しだけ言及したが、それに対してkyoumoe氏は下記のような応答を行った。
特定個人のために書いてます - 今日も得る物なしZ
俺が南京大虐殺の話に触れたくないって言ってる理由書いてやるわ。
触れたくないのではなかったのか。下記のように私が返答したのは誤りだったのか。
南京大虐殺の論争はしていない。分量を見ればわかるように本題は後半だ。 - 法華狼の日記
何より、「南京大虐殺」の言葉だけで、負うべき責任をこえた精神的な負担を呼びさますのであれば、私の意図するところではなかった。もしそうと知っていれば、最初から全く単語も言及しなかったと思う。
特に用意していたわけでもないようなのに、意見を求められてしかたなくという風でもないのに、なぜ改めて自ら南京事件の話題へ触れた。「ここに来ない」意味が、kyoumoe氏のためを思ってとは考えもしなかったのか。
やべー - 今日も得る物なしZ
メタの方にあったこれ。
南京事件FAQ
これはそういう意味ではちゃんとしてるんだよな。
相手が間違った、自分と違った意見を言ってる場合に冷静に資料を列挙して説明してるわけで。
「もうちょっと歴史を勉強してからにすれば?」とか「お仲間」とか「自分の無知さらして楽しい?」とかで済ませようとしてない。
まあ長々とネタふりしてましたが、単に俺があいつらが嫌いってだけの話で、あいつらは自分たちのことを言われてるととうとう最後まで気づかなかったと。
そんだけの話よ、簡単にいえば。
「嫌い」という感情的な話なら、それだけいえばよかった。下手な理屈をつけるから批判される。
それにかつて私が資料を列挙して批判した時、どういう態度をとったのかも忘れているのだろうか。
わからないという反応がわからない - 法華狼の日記