法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『ひろがるスカイ!プリキュア』第36話 あげは、最強の保育士失格!?

 キュアバタフライの正体を知る男児が周囲にしゃべるそうになり、聖あげははあわてる。そこで秘密を共有しなおしたことで聖と男児のむすびつきは逆に強くなった。しかし男児が急なひっこしをすることになり……


 キュアバタフライが登場した第18話*1の続編的な物語。伊藤睦美脚本に今千秋コンテで、成人したばかりの女性が男児を尊重して、対等にふるまおうとするドラマを描く。
 描かれるのは、成年女性から男児へのヒーローの継承と、ほのかな絆が思い出になるまで。キュアバタフライが単身で飛びあがってから必殺技までと、結末のサプライズ変身後の作画が良い意味で荒々しくて目を引く。筆頭にクレジットされた芳山優原画だろう。
 結末でキュアバタフライがつかったアイテムは絵筆とパレットをモチーフにしているわけだが、思えば虹ヶ丘も絵本作家になろうとしているわけだし、ハレワタールもヒーローの定義を手帳に書きつけて、夕凪も飛行の研究でいろいろと書いていたわけで、今作のプリキュアは何かを書いて描いて表現することが裏テーマなのかもしれない。