法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『電脳コイル』1話 メガネの子供たち

NHK教育の毎週土曜日18時30分からTVアニメ『電脳コイル』が始まった。
名アニメーターとして腕をふるった磯光雄の初監督アニメ作品。キャラクターデザイン及び総作画監督本田雄がつとめる。彼らの仕事として知られているものでは、映画『新世紀エヴァンゲリオン Air/まごころを君に』が有名*1


第一話を見たかぎり、ストーリー的には、磯光雄が初めてコンテ演出を手がけ、脚本も担当したラーゼフォン15楽章から大人の視点を削った感じで、アニメオタクとしては予想通り。
子供や老人のような、非社会的な存在の目線だけで展開するあたりNHKジュブナイル。教科書的な作り。
人物の細かい演技づけ、手書きの味をいかした電脳ペットの作画、ノイズやマンガチックな演出で映像のつかみは想像以上。ただし霧に覆われた町という設定だけは、色設定や背景の地味さの原因となっているようにも思え、もう少しうまくいかせなかったものかと思う。

低くカメラを置いた子供目線に加え、くり返されるウンコネタ、リアル猫、電脳生命体の作画、徐々に激しくなるアクション等々、初代劇場デジモンアドベンチャー*2と似ていて面白い。
比べると、コイルは左右切断の影響があるとはいえレイアウトアニメではなく、ややフラットな画面作り。実際に作中の町が存在し、それを何となく手持ちカメラで撮影したかのような、気取らない雰囲気となっている。

*1:量産型エヴァンゲリオン本田雄がデザインし、その戦闘シーンを磯光雄が作画した。

*2:クライマックスシーンのレイアウトを磯が担当した。