EXA-DBというアイテムの争奪戦は、良い意味でゲームっぽい娯楽性を予期させる。
せっかく第一部以来に疑問視されていた歪な技術進歩を説明する設定なのだから、第三部のマクガフィンとして唐突に出すのではなく、第一部のフリット編から争奪対象にし続けていれば良かったのに、と思わないでもない。AGEシステムの特異性もEXA-DBで説明できそうだし。
しかし、海賊としてアセムが登場した前回で主人公側に正体を気づかせ、今回でアセムの情報をあっさり祖父と孫で共有したように、このEXA-DBもあっさりどこかの陣営が確保して終わるような予感がしないでもない。
作画的には、クライマックスだけメカニックのディテールが増したところが目を引いた。