法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

沖縄県知事選で批判された勝手連の生成AIイラストが、生成AIの誤った回答によって、対立勝手連の捏造とされてしまった件

 発端は、8月29日の「川上芳明 #日本共産党推し@Only1Yori」氏による批判だった。


古謝玄太応援ポスター キモすぎて言葉がない。
#沖縄県知事選2026
#古謝玄太はないわ
スーツ姿の若い女性が3人立って並んだ生成AIイラストの下部に、古謝玄太候補を応援するテロップが書かれている。

 これに対して、Grokなどに質問して初出がみつからないことから、「川上芳明 #日本共産党推し@Only1Yori」氏が捏造したと疑いをかけ、自作自演あつかいする反応が殺到している。


あんたが作ったもんじゃないのかコレ AIはあなたのポストが初出だとしている 拾い物だとしたら作成者の呟きを転載してくれ


なんとか庇えないかと思ったんだけど、無理だった。 ごめん。


自作自演のデマということで決定なのでしょうか? 公職選挙法違反というリスクをものともせず、使命感に燃え行動される勇気は大したものと思いますが、さすがに有権者をバカにし過ぎでしょう。 共産党の権益を守るためなら何でもしてやるという姿勢が恐ろしいです。

 そして「NewsNews.Today@newsnews_today」のような悪質なバイラルアカウントや、「野党監視委員会@wZ9tUOjp5corpIo」氏のようなインフルエンサーも自作自演疑惑を確定あつかいし、元国会議員の浜田聡氏も共産党がつくった可能性を考慮すべきと主張している。


共産党支持者「古謝げんた応援ポスターキモくて言葉がない」

「お前が作ったんじゃね?」との疑惑が…

AI「これらのポスター画像の初出・拡散起点はこの共産党支持者です」
 
wwwwwwww🤣


ええええええええええーー‼️

自分で作って古謝支持者キモいとか言ってるのかよ⁉️⁉️⁉️

うわあああああああああああああ……


このポスター、共産党が作った可能性について考える必要がある。

 二本松哲也氏がバイラルアカウントを引用して、共産党支持者の生成AIの問題という枠組みで認識し、生成AIの事実確認は不充分と留意はしつつ表現を批判するという言論の自由の全否定をおこなっていた。


立憲民主党党員による「中村りほ」の件に続き、今度は共産党支持者の生成AIが問題になるとは
立憲民主党も共産党も、生成AIの政治利用や偽情報への規制・ルール整備を訴えている以上、規制を訴える側が問題事例まで生み出すことになり、結果としてマッチポンプと受け取られかねません。


論点は、赤いきつねの件と同じく、「性的表現」「キモい」「不快」といった感情記号を使って、特定候補や支持者全体への否定的印象に接続するプロパガンダ的な構造です。
なお、生成AIの特定については、Grokの回答だけで断定すべきではないですし、そこは訂正されるべきだと思います。
つまり、事実関係の検証より先に感情を動かし、その嫌悪感を政治的評価へ変換する。
AI時代は、こうした嫌悪を喚起する素材そのものまで簡単に生成できるので、生成者の特定と同時に、どの記号が、どの感情を、どの政治的ナラティブへ接続しているのかを見る必要がありますね。

 事実関係の検証より先に感情を動かすことを批判するならば、その対象は今件では共産党支持者批判者であって、共産党支持者ではあるまい。


 念のため、批判するならば検証のためにも「川上芳明 #日本共産党推し@Only1Yori」氏は引用元を明記するべきだったとは思う。
 しかし生成AIに質問して見つからないことは、存在しない根拠としては弱すぎる。
 事実として引用されているイラストは、今は鍵アカウントになっている「恩納の菊@sakurasaku1894」氏によって8月22日に投稿されたことが確認されている。


実際にいるんだよなあ どんまい👋
https://x.com/sakurasaku1894/status/2090912752907010449

 いいねやリツイートこそ少ないが、YAHOO!のリアルタイム検索の記録*1を確認すると、投稿直後は好意的なリプライが複数ついていることが確認できる。


おはようございます😊
古謝げんたさんを応援します😊


おはようございます(*˙ᵕ˙ *)
日本の為にもこれ迄犠牲となられた方の為にも古謝げんたさんを応援させていただきます。


このイラスト使ってもいいですか?


 さまざまなことの真偽を生成AIに質問することを止めるつもりはないが、現状ではファクトチェックにつかえないことくらいは理解してほしい。
 生成AIは雑多に集めた情報の平均をとるようなシステムなので、実在する情報源をさがして確認する助けにするか、一般論や通説のような一定の確立された主張を確認する助けにはできるが、それだけだ。
 知られていない新たな出来事を発見することや、一般常識に反した事実を確認するような機能は、不可能でないにしても期待するべきではない。