法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『機動戦士ガンダムAGE』第36話 奪われるガンダム

第8話以来の加瀬充子コンテで、進藤ケンイチがメカ作画監督。メカにディテールを足してメリハリをつけつつ*1、装甲の断面のような細部まで愚直に立体として描こうとしているところが、流行とは相反しつつも良かった。少し佐野浩敏のメカ作画を思い出したり。


さて、いつものように恐慌をきたしたフリットに対し、感情的になるなんて貴方らしくないと周囲が口々にいう描写は、どのような意図があるのだろうか。
本当はガンダムよりキオのことを思っているのでしょうと周囲は解釈するわけだが、そもそもキオに幼少から戦闘を教え込んでいたのがフリットだ。孫を気にしているといっても、戦力としての面からではないかという疑惑がぬぐえない。
ある種の老害*2を描いているとすれば見事と感じる描写なのだが、作中での人間評価に違和感が強すぎた。もう少しフリットに対する多面的な見解が作中にほしい。その見解を出せそうなアセムは、海賊に身をやつしているとは思えない普通の反応だし……

*1:漫然と全体的にディテールを足すだけでは、印象がぼやけてしまう。

*2:キオ編は『機動戦士Vガンダム』をモデルにしたと日野社長が公言しているが、その主人公父であるジン・ジャハナムにも近い。