前回にあらわれた新たなプリキュアが、自身をはーちゃんだと説明する。それを受けいれ、いつまでもいっしょだと魔法でねがう主人公たち。
しかしエメラルドの発見という目的が達成されたこともあり、リコはマホウ界へ帰らなくてはならないと考えていた……
爲我井克美作画監督で、絵が麗しい。ロングショットの適度なシンプルな絵柄もかわいい。ちょっと上野ケン作画監督っぽくもある。三塚雅人SD演出で力が入るのは当然だが、それでも第15話の粗い仕事は何だったのだろう*1。
成長したはーちゃんは魔法が得意で、無から箒を生みだすことまでできる。そのように魔法が万能であるかのように見せつつ、自分の肉体が大きくなっていることを忘れている描写をくりかえして、キャラクターの固有の人格をわかりやすく感じさせる。きちんとした脚本構成。
あと、キュアフェリーチェの必殺技はプリキュアエメラルドリンカネーションなわけだが、変身シーンの決めポーズと同じく、仏教を引いたものだろう。
前々回あたり、主人公ではなく指導者の過去回想でドラマの背景が明らかにされた時に感じたが、どことなく『NARUTO-ナルト-』を思いだしてしまった。
*1:原画がそろっていなかったのだろうか、それともスケジュールが厳しかったのだろうか。『魔法つかいプリキュア！』第15話 ハチャメチャ大混乱！はーちゃん七変化！ - 法華狼の日記
