第21話以来の大野敏哉脚本。前回までにほとんど確定していた情報を、子供向けに整理した内容といったところ。
必殺技バンク中にバンク背景のまま敵が反撃に出たところや、変身バンクの曲が前奏的に鳴ってから新プリキュアの変身バンクが始まるところといった、フォーマットいじりは悪くなかった。
畑野森生演出に稲上晃作画監督で絵が濃く、アクションもまずまず。良くも悪くも脚本とは無関係な部分に見所があった。
物語というかシリーズを貫く状況で面白かったのは、これまで無言だったためクールに見えたキュアミューズが、他のプリキュアがパワーアップする様子に危機感をいだくような子供だったという、真相の落差かな。