メンタリストや超能力者対決が印象的だった2時間SP。
オランダ発の超能力番組は、複数の超能力者が競いあう内容。通常放映でも何度か紹介していた。どのようにトリックの可能性を排除しているかは、短く編集された映像なのでわからない。驚くほど的中させたかと思えば、大外れだったりする展開は面白いが。
メンタリストとして活躍しているダレンブラウンの紹介番組は興味深い。
ランダムに与えられるポイントと自身の行動を関連づけ、ありもしない法則を参加者が見いだしていく心理学の実験パフォーマンスが、特に良かった。実験について説明した文章は読んだ記憶があるが、映像で見るとインパクトが違う。デスゲーム物の元ネタにも使えるかも。
ゾンビが蔓延した世界を作り出す大がかりなドッキリ番組は、映像や物語は面白かったが、どう考えても後から撮影したのでないと見せられない映像が多い。ドッキリ終了後のやりとりも芝居がかりすぎ。類型的なゾンビパニック作品としてよくできていて楽しかったし、終末世界を舞台とした既存作品が主人公を成長させるための人物配置になっていることを暗に示しているところは興味深かったが。
最後に、フリーメイソンを特集した番組も紹介。陰謀論者を多く登場させながら、フリーメイソン側の主張や儀式の再現映像も見せていく。その番組よりも、『世界まる見え』側で呼ばれたライターがフリーメイソンに対する誤解をていねいに解いていこうとしていたことに好感が持てた。
