前回に続いてダンジョンでの戦いと、シンドリア王国での前哨戦を、同時並行的に処理していく。 特に驚くような展開はなかったが、よく動く作画で華々しいアクションを楽しませ、哀れみをさそう敵の姿もエクスキューズを入れつつ盛り上げていて、それなりに楽…

ジコチューの基となった人間は、今回も善良。赤ちゃんという題材に合わせて、赤子の泣き声を迷惑がる台詞が問題なくらいだが、それも自問自答して自制している。表出していない人間の欲望を抽出しているどころか、自問自答し試行錯誤する過程の誤りを抽出し…

物語そのものは薄くて、シリーズ構成上で必要なイベントをこなしただけではある。これまでの結びつきが弱かったためユナと光牙の対峙が浮いていたが、他のキャラクターに少しずつスポットを当てた全体のバランスは悪くなく、一長一短といった感じだった。 し…