法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『閃乱カグラ SHINOVI MASTER 東京妖魔篇』雑多な感想

 美少女アクションゲームシリーズを原作とするアニメ。2013年の無印から2015年のOVAをはさんで2018年に1クールで放映された。

 無印を制作したアートランドが2015年に事実上消滅し、OVAはフッズエンタテイメント制作で別スタッフが手がけたが、この続編はTNK制作でさらにスタッフが総入れ替えとなった。
 原作で増えたらしいキャラクターが十数人、一気に説明もなく登場しているが、良くも悪くも記号的で、陣営ごとにチームわけされているのでゲーム知識がなくても意外と理解しやすい。チームでひとまとまりに動くから、戦いの帰趨や群像劇としてもキャラクターの多さのわりには整理されている。
 ただ、何かを知った前作主人公が序盤から終盤まで独自行動をとって、前作主人公チームの他メンバーに出番が少なすぎる難点はある。前作主人公チームメンバーが拉致拘束されている事実は視聴者には先に明かしておいても良かった。


 意外な問題点として、描くべきことの多さに比べて映像リソースが足りていない。
 この2作目は『ハイスクールD×D』のスタッフが制作しているが、女体がよく描写されるわりに全体として作画が弱いし、装飾の多い服装をアニメのために適度な省力もできていない。映像ソフトで視聴したが、おそらくTV放映の終盤と並行して修正されただろう第2巻に収録されたあたりが最もきびしく、それなりに人気ゲームのお色気重視のアニメ化としては残念な出来。

 思えば1作目は、基本的に主人公とライバルのチーム戦にゲスト的な敵がからむ構成で、必要充分な構成要素にもとづく無理のない画面となっていて、アートランドにいた鳥居貴史のキャラクターデザインも原作の魅力をよくつたえていたものだ。

閃乱カグラ

閃乱カグラ

  • 原田ひとみ
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