法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『万能文化猫娘』OVA1作目の雑多な感想

 猫の脳をつかった少女型ロボットが活躍する、1992年に発売された全6話のOVA。クレジットによると明確な監督は立っておらず、原作者がシリーズ監修をおこない、初回の脚本も担当している。

 スターチャイルドレコード45周年記念でベストボーカル『スタまにシリーズ』をサブスク配信する機会に、4月27日19時59分まで無料公開される3作品のひとつ。せっかくの機会なので、過去に書いた感想を公開しておく。

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 さて、視聴したのは何度目になるだろうか。
 映像にOVAに求める濃さはないが、第1話のちょっとした背景動画、第2話の水着回での水中の人体を色トレスで表現したところ、第3話のスポーツのしなやかなキャラクター作画、第4話のもりやまゆうじコンテの魚眼レンズ、第5話の桂憲一郎作画*1によるアンナミラーズパロディなど、各話にそれなりに見どころがあって、余裕があるなら試聴しても悪くない。
 第3話は、主人公父が敵だった妻に性別役割を押しつけることで和解する展開が策略にしてもひどすぎて、部下の敵ふたりのうちひとりが女性の強さに憧れていたのに失望したといって去っていく展開に同意しかない。とはいえ、主人公の反応もあわせてあくまで反撃と夫婦イチャイチャの一環であって、さすがに性別役割を肯定してなどいないので、最終的な印象はそう悪くはない。
 第4話に登場するライバルキャラクターが、腹黒なのにつきぬけて利己的に動いて他者の利己主義も肯定するため、最終的に清々しい印象があるところが改めて見て良かった。
 第5話のちょっと面長な作画は初見時から好印象だが、今回はいつもの敵女性コンビが変装して、ひとりはメカクレ美少女になっているのが記憶よりもかわいかった。


 ちなみにTVアニメ版は当時に視聴したが、OVA2作目はDVDを買ったものの未試聴のまま。
 予定外の連載の途絶をくりかえした高田裕三による原作漫画は、検索して2010年に単行本化されていたことを知った。

*1:2話も作監をしているが、メカアクションにリソースをとられているためか、相対的にパッとしない。