法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『ギャグマンガ日和』1期とジャンプフェスタ版のみの雑多な感想

 増田こうすけの漫画を原作とする、2002年のイベント上映アニメと、2005年放映のTVアニメ1期を視聴。キレキレ時代の大地丙太郎ギャグアニメを楽しめた。

 長濱博史演出によるOPは、実写を混入したりペインターのフィルターをつかったゴッホ調の彩色までは過去作品の延長だが、とにかくテロップが異常にうるさい。フォント自体は普通で小さいのだが、OPでカットが変わるごとに同じスタッフが移動して目が泳いでしまう。それが楽しい。
 制作においてはシナリオやコンテを立てず、声優があらかじめ漫画を演じたプレスコにもとづいて、マンガのコマをそのまま模写してアニメーション化したという。そのため全パートが一人原画演出状態で、大地丙太郎まで模写と実写背景のくみあわせで全作画をやりきっていた。しかしそうなるとキャラクターデザインの仕事は何なのだろう……*1
 エピソードとしてはおそらく原作の完成度に助けられた「終末」、作画専門家ではないがゆえの当時に流行っていたFLASHアニメのような味わいがある「光速ライダー マッハ涼」、事件と解決の天丼が最も濃縮された最終話「名探偵っスか!うさみちゃん」「名探偵だもの!うさみちゃん」が良かった。


 ただ、ギャグアニメとしてのはじけぶりはDVD上巻に収録されたジャンプフェスタ版が一番だったかな。

 原作者役で外国人らしい女優が登場する実写の茶番にはじまり、ほぼ全編モノクロの安っぽいアニメが漫画そのままでひどすぎる。ギャグアニメとしては良い意味で、だが。
 アニメ自体は、アイドルギャグから辛辣子供ギャグそしてシュールホラーへ短時間で移行する「寒サイン会」が良かった。

*1:馬越嘉彦自身はOP作画を担当し、回りこみのような難しいカットもていねいにやっているが。