法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『世界まる見え!テレビ特捜部』不思議な場所SP

「衛星カメラが捉えた地球の謎」は、定期的となった衛星写真の謎解き。
サハラ砂漠のカラフルな無数の穴は、過去に報じられた温泉のたぐいかと思えば、塩づくりのため塩水を入れて乾燥させる穴。カナダの森林地帯で樹木が一掃されていたのはビーバーによるもの。無数のC字型の模様が規則的にならんでいるのはブドウ畑に一方向から吹きつける風をふせぐため。
なかでもミシガン湖砂丘で少年が姿を消した謎は、ちょっとした推理小説に応用がききそうだった。樹木のあった地域まで砂丘が広がった結果、砂に埋もれた樹木が腐敗して長い竪穴になり、少年が落ちてしまったのだという。


マダガスカルの牛ダンス儀式」は、世界各地の儀式を体験する番組のひとつらしい。
コブのある牛を柵に入れて、そのコブに抱きつくという無茶苦茶な闘牛の一種で、サビカという。練習のため子牛や手作りの実物大牛人形に抱きついたり、呪術師のアドバイスにしたがって行動したり、儀式をきっかけとして村全体の文化がうかがえるところも興味ぶかかった。


「完璧な恐竜化石出現の謎」は、2011年3月に発見された巨大な岩塊から見つかった化石のドキュメンタリ。
アンモナイトなどでよくあるノジュールが恐竜サイズだったことに驚くし、そのなかに恐竜が入っていたことにも驚く。発掘時にノジュールが割れてしまい修復に6年かかったが、それでも軟組織が残った恐竜として復元された。
なぜ保存状態が良いままだったのかという謎解きもおもしろい。まず洪水で海まで流されて、鎧竜だったので背中が下になって水上に出た腹部が破裂して沈み、全身が残ったままノジュールに包まれたのだという。
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