正体をあらわしたフェンネルに対して、ブラックペッパーとシナモンの父子が戦う。ローズマリーもセクレトルーと対峙。しかし決め手がなく、ローズマリーと妖精たちはプリキュアの復活にたくすが……
新年初放送。怪盗組織をつくっていたフェンネルはせめて海賊的なデザインにするべきでは？というのが前回の感想だったが、角が生えた兜のようなデザインを見て、ひょっとしてバイキングがモチーフだろうか？と思った。
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ストーリーとしては全編アクションを展開しながら、怒りにまかせて敵を傷つけることを止めようとする。良くも悪くもプリキュアらしい展開ではある。
そのためにガールズアクションアニメでありながら、アバンタイトルからAパート序盤まで敵女性幹部ひとりをのぞいて男性ばかりバトルする展開が珍しい。そしてその上でプリキュアの力が求められ、復活した少女たちによるバトルが男性陣を超えた良好なアニメーションで展開され、対比的にアクションの魅力が際立った。特に、手前にできるだけプリキュアを配置してウバウゾーの巨大感を出すレイアウトが出色。
ひさしぶりの松浦仁美単独作監も目を引いたが、驚いたのは三人いる絵コンテの筆頭にベテランの寺岡巌がいたこと。一応、東映作品でも過去に『きんぎょ注意報！』や『地獄先生ぬ～べ～』のローテ作画監督として参加したことはあるが、それ以降は主にロボットアニメで活躍してきたアニメーターであり、近年の東映では『マジンガーZ／INFINITY』の絵コンテに参加したくらいだ。
原画でも上野ケンや松浦仁美といった力の入った回に見かける名前だけでなく、『究極進化したフルダイブRPGが現実よりもクソゲーだったら』でキャラクターデザインをつとめた若手*1の堅物ケビン雄太が参加。ちょっと珍しい
*1:代々木アニメーション学院の高等部とのこと。https://hs.yoani.co.jp/
