法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『世界まる見え!テレビ特捜部』クリスマスSP

今年最後は普通の一時間枠で、どちらかといえば楽しげな内容。もちろん犯罪紹介パートもあるが、ちゃんとクリスマスネタ。


フランスからは、パリのディズニーランドの舞台裏を紹介。ディズニーランドの周辺にある従業員のための建物での作業や、夜間の閉園中に突貫するリハーサルやリニューアルを見せていく。
ダンサーたちの衣装は雇用された従業員によるオートクチュール。クリスマス用の山車が重すぎて速度が出ないため、リハーサルをテストがわりにして順序を入れかえたりする。
夢の国を維持するための従業員のいる面積が、下手するとパーク部分より広そうなことが印象的だった。


英国からは、クリスマスに多発する万引きに対して、トップ10に入る常習犯を捕まえていく防犯キャンペーンを紹介。常習犯のひとりが元万引きGメンで、その手口の稚拙さなどが印象的だった。
しかし実名顔出しでこういう番組が成立するのは色々な意味でどうなのだろう、と思った。登場する常習犯は必ずしも盗みによる利益を目的としていないし、カウンセリングにつなげるべき問題ではないだろうか、と見ていて感じられた。


最後も英国から、2018年12月にロンドンのガトウィック国際空港で発生したドローン侵入事件を紹介。飛行機の離発着が妨害されたため、予定していたクリスマス旅行がおこなえなくなった乗客が多発したという。
www.bbc.com
容疑者ふたりが拘束されたが数日後に釈放されたり、映像などの明確な証拠が残らなかったため実はドローンなど存在しなかったのではないか、という説も出ているという。20年以上前のアニメ映画を思い出す。

もっとも数十人の目撃証言があり、番組では紹介されなかったが壊れたドローンも発見されていたようで、実際に飛んでいた可能性が高いと現在のところは考えられているという。
www.newsweekjapan.jp
上記記事によると容疑者の個人情報が公開される以前からガーディアンが顔写真付きで報道したような問題もあったという。そして空港まわりのドローン禁止空域の拡張などの規制がしかれることになった。
ネズミ一匹も出なかった事件だが、鳴動してしまった大山は二度とそうならないようにと変化をせまられている。