法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

あらかじめアレルゲンを除去した給食を「無菌室」と批判する暇な空白氏は、色々な意味でどうなのだろう……

ネット

数日前、給食からアレルゲンをとりのぞいて食べるよう学校がもとめたというツイートが話題になっていた。
[B!] 春🌱🏳️‍⚧️🏳️‍🌈🌿 on Twitter: "うちの自治体は今すぐ解体しろ。 滅べ。存在するだけ社会の害だろうがこんなクソ自治体。今すぐ死ね。 と、ブチギレた書類がこちら。 論として不成立の意味わかんない文章のくせに、特定の子どもたちだけを制度から排除するのは、本人らの努力… https://t.co/TY2MZluRjR"
現在は発端のツイートは削除されているが、つづくツリーは残っており、もちろん大多数の人々が学校批判に賛同していた。

ツリーのなかでも指摘されているように、給食はさまざまな食材をつかって調理する。アレルゲンをとりのぞく必要があれば少なくとも一食は抜くことになるだろう。事実上の弁当強制になっている。
そうして弁当を食べることが勉強になるなら、そもそも周囲と異なる除去食を食べるだけでも勉強になるだろう。プリントの文章は除去食を出さなくなる理由の説明になっていない。


しかし賛同の多い発端の引用リツイートのひとつで、暇空茜こと暇な空白氏*1が下記のように反対していたことが印象に残った。


まあでも学校で無菌室栽培してて外食してアレルギー気にせず食ってぶっ倒れられても困るし、これでええやろ。死ぬまで面倒見ないならどっかで手を離さんと

この意識で支援活動の給食を論じていた*2のかと驚いた。同時に、本心では代表個人を攻撃したいだけだったのに*3、支援活動を攻撃に利用する発想も理解できた。
建前として「疑惑」が晴れれば問題ないかのように語り、一般的な支援活動そのものは肯定するそぶりを見せていたが、そもそも行政が支援を止めることを肯定するような思想だったわけだ。


ちなみに同時期の暇な空白氏は、ミャンマー民主化運動に仁藤夢乃氏が支援したことを「疑惑」の材料にしようとした。


共産党と強いつながりがあるColabo代表仁藤夢乃さん、「ミャンマーで爆弾を作ってクーデターしてる人らに５３万円以上違法送金」「ミャンマー人に違法送金する募金を募っていた」疑惑が急上昇😅

現在2900以上のいいねを集めているが、さすがに引用リツイートやはてなブックマークなどで多くの批判も集まった。
b.hatena.ne.jp
しかし暇な空白氏は、素直な賛同も集まった自身のツイートについて、「疑似餌」だったと説明した。いわゆる「釣り」のつもりだろうが、賛同者を罠にかける意味は何だろう。


これとか上手かったと思うけど、こういう疑似餌じゃ万バズはやはりしないね

そもそも「釣り」のつもりなら、後づけという批判をかわすために、しかけをあらかじめ忍びこませそうなものだ。たとえば画像のなかに、釣りと示す文章を小さく入れるなどの手法が考えられる。
後から「疑似餌」と宣言して恥じないようでは、断りのない発言がすべて同じようにあつかわれてもしかたあるまい。事実として、因縁もないだろう一個人のツイートに対しても「疑似餌」と大差ない意見をしている。

*1:はてなアカウントはid:kuuhaku2。

*2:hokke-ookami.hatenablog.com

*3: